日ごとに秋の深まりを感じる季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
食欲の秋、実りの秋といいますが、旬の食材には季節の移ろいを感じさせるだけでなく、身体に必要な栄養素がたっぷりと詰まっています。
そんな秋の味覚をスペシャルメニューとしてご用意いたしました。
今月は、秋の味覚の代表格である「さんまの塩焼き」をメインに、「さつまいもと栗の煮物」、そして「小松菜のわさび和え」を組み合わせ、季節感と栄養バランスを両立した特別な献立となっております。
ぜひ、秋の恵みを味わうひとときをお楽しみください。
◆ さんまの塩焼き
脂がのった秋のさんまを丁寧に焼き上げ、ほどよい塩加減で仕上げました。
さんまにはEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)といった不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、血液をサラサラに保つ働きが期待できます。特に高齢者の方にとって、心臓や血管の健康維持に役立つ食材です。
また、皮目は香ばしく、身はふっくらと柔らかく仕上げておりますので、噛む力が弱くなった方でも安心してお召し上がりいただけます。
◆ さつまいもと栗の煮物
秋を代表する食材「さつまいも」と「栗」を、ほんのり甘い煮物に仕立てました。
さつまいもは食物繊維が豊富で、腸内環境を整え、便秘予防にも効果的です。また、栗にはビタミンCやカリウムが含まれており、疲労回復や高血圧予防にも一役買ってくれます。
やさしい味つけで、素材本来の甘みを引き立てるように仕上げております。
見た目にも彩りが良く、秋の訪れを感じさせる一品です。
◆ 小松菜のわさび和え
緑黄色野菜の代表である小松菜を使い、さっぱりとした和え物に仕上げました。
わさびの風味をほんのり効かせることで、味にメリハリをつけつつも、刺激が強すぎないよう配慮しています。
小松菜にはカルシウムや鉄分が多く含まれており、骨粗しょう症の予防や貧血対策にもおすすめです。
また、柔らかく食べやすい食感に仕上げました。
【栄養バランスと季節感を両立した献立】
今回のスペシャルメニューでは、「彩り」「栄養」「食べやすさ」の3つの視点を大切にしました。
秋の食材には、寒くなり始めるこの季節に必要なエネルギーやビタミンがたっぷりと含まれています。免疫力を高め、風邪予防にもつながりますので、日々の体調管理にも効果的です。
また、視覚や香りからも季節を感じていただけるよう、盛り付けや配色にもこだわりました。普段の食事に少し変化を加えることで、施設ご利用者様の食欲増進や気分転換にもつながることを期待しております。
10月限定のスペシャルメニュー、季節のおいしさを詰め込んだスマイルパックを、どうぞご賞味ください。






