三重県を中心とした東海地方で、介護施設に食事(クックチル)を提供しているオーケーズデリカです。
介護施設を運営していく上で欠かせない経費の見直し。人件費や水道光熱費など、さまざまな経費の中でも見直す余地があるのが、「食事」の部分です。
実際、自前調理をしている介護施設の場合、介護食を用意するまでに調理師の確保から水道光熱費、食材費などをはじめとする経費がかかってしまいますよね。また、早朝や夜間は働き手の確保が難しく、「調理できるスタッフの数が足りない」といったケースも少なくありません。このような悩みを解決できるのが、再加熱するだけで提供可能なクックチルです。
そこで今回は、「今は自前調理をしているけど、経費を安くしたい」「自前調理は手間がかかる…」「調理師さんの数が少ない」といったお悩みを抱えている介護施設に向けて、クックチルを導入することで削減できる経費や、導入例などを紹介していきます。
介護業界の人手不足問題は…?
人手不足が深刻化していた介護業界ですが、徐々に働き手が増えてきています。その要因の一つとして考えられるのは、コロナ禍で起きた飲食業界への大打撃。
緊急事態宣言や時短要請を受けて、店を畳んだり、失業したりした方が多くいらっしゃいます。その結果、コロナの影響を受けて職を失った方が、人手不足で求人数も多い介護業界で働きはじめるといったケースが徐々に増えてきているのです。
実際、コロナが流行しはじめる前は「スタッフや調理員を募集しても、応募が全然こない…」といった悩みをよく耳にしました。しかし、最近では「応募が増えた」といった声も多く、少しずつではありますが介護業界の深刻な人手不足は解消しはじめているように感じます。
「人手が足りない」という大きな悩みが解決しはじめている今こそ、手が回り切らなかった経費を見直すチャンス。コストを削減し、より安定した運営や事業の拡大を目指すためにも、改めて経費の見直しをしていきませんか?
介護施設の経費1:人件費
介護施設の経費において、最も費用がかかる人件費。
令和2年8月に介護労働安定センターが発表した労働実態調査によると、介護事業収入に対する人件費の割合は、特老やグループホームといった入所型施設で64.4%。通所型の施設は64.2%、訪問型事業だと66.7%、入所型・通所型・訪問型を合わせた全体平均では、67.7%にのぼります。
(参考:公益財団法人介護労働安定センター 令和元年度介護労働実態調査 事業所における介護労働実態調査 結果報告書)
「7割近くを占める人件費を、いかに下げるか」が、介護施設を安定して経営していくために必要不可欠な課題です。
とはいえ、最低賃金の底上げや有効求人倍率の上昇などの影響もあり、人件費を下げるのは容易ではありません。確かに減らすのが難しい人件費ですが、その中でもまだまだ経費見直しの余剰があるのが、「食事」に関する部分です。
特に、現在調理師を雇用し自前調理をしている施設であれば、クックチルを導入することで、「人件費を抑える」とともに「人材を確保する」ことも叶います。
食事に関わる人件費は?
食事を提供するまでの行程は、以下の通り。
1. 献立作成
2. 材料発注
3. 入荷検品
4. 下処理
5. 下ごしらえ、調理
6. 加熱調理
7. 盛り付け
8. 配膳
9. 片付け
1食提供するまでに、これらの工程が必要です。改めて一覧にしてみると、9つもの作業があることがわかりますね。人数分の作業が必要なため、時間や手間もかかってきます。
では次に、上記の行程にかかってくる人件費を見ていきましょう。
例えば20名が入居する施設を、
・料理を担当する調理師1名(社員)
・盛り付け、配膳、片付けなどを担当する調理員3名(パート)
の計4名で回していくとすると、
・調理師:月間25万円(社会保険料含む)
・調理員:【1日3時間×3名×時給1,000円×30日=27万円】
調理師1名と調理員3名で、月間52万円もの人件費がかかる計算に。もちろんこれは一例なので、地域や施設の規模によっては、これ以上かかってしまう場合もあります。
介護施設の経費2:水道光熱費
続いては、水道光熱費です。
施設の規模や作りによって、かかってくる費用はさまざまですが、水道光熱費も経費削減では欠かせない部分。しかし、過剰な節約意識はサービスの低下をもたらし、利用者へ悪影響を与えてしまう可能性もあります。
利用者が使用する水の節約は難しいものですが、職員が使用する休憩室や厨房、トイレなどでは節水を呼びかけることで費用を抑える効果が期待できます。中でも厨房は、比較的節水しやすい部分です。食洗機を導入することで、手洗いよりも水の使用量が抑えられるため、導入を検討しても良いでしょう。
光熱費に関しては、「エアコンなど空調の温度を定める」、「使用しない部屋はこまめに消灯する」など、小さな取り決めを施設内で共有することで、消費電力を抑える効果が期待できます。
また、自前調理を行っている場合は、調理工程でどうしても水道光熱費がかかってしまいます。実際に自前調理から弊社のクックチルサービス「スマイルパック」に切り替えたお客様からは、「水道光熱費が3分の1程度になった」「半分ぐらい下がった」という声も上がっています。
なかなかコスト削減が難しい水道光熱費ですが、施設全体で取り決めを交わし節水・節電を心がける、食洗機を導入する、自前調理の場合はクックチルを導入して工数を減らす、など工夫することで、経費を減らしていけるでしょう。
介護施設の経費3:食材費
毎月かかる経費である食材費。自前調理をしている介護施設で月にかかる食材費の一例は以下の通りです。
20名が入居する施設での食材費の例
・朝食100円
・昼食200円
・夕食200円
【1日550円×20名×30日=30万円】
自前調理の場合は食材を使いきれないこともあり、廃棄ロスが生じてしまう可能性も。また、食材の発注や買い出し、検品作業が発生するため、人件費もかかってしまいます。
しかし、クックチルを導入すれば、廃棄ロスや調理工程にかかるさまざまな人件費を削減できるため、介護食提供にかかる経費を削減できます。
クックチルの導入例
介護施設を経営する上で欠かせない「食事」にかかる人件費・水道光熱費・食材費。自前調理を導入している施設であれば、まだまだ経費見直しの余剰があることがわかりましたね。
自前調理からクックチルを導入すると、どのくらい経費を削減できるのでしょうか?ここからは、弊社が提供するクックチルサービス「スマイルパック」を導入した事例について解説していきます。
20名が入居する施設を例にした場合、スマイルパック導入後にかかる食材費は、
・朝食180円
・昼食290円
・夕食290円
【1日760円×20名×30日=45万6千円】
です。自前調理の例だと月間合計30万円なので、単純な比較だとスマイルパック導入後の方が高く見えます。しかし、自前調理には人件費がかかってしまいます。先ほど人件費の項目で紹介したように、調理師1名(社員)と調理員3名(パート)で食事を担当した場合、かかる費用は月間52万円。
しかし、スマイルパックを導入すると、調理師にかかる人件費がカットできるため、加熱処理・盛り付け・配膳・片付けを担当する調理員だけいれば大丈夫。
【1日2時間×3名×時給1,000円×30日=18万円】
と、34万円もの削減が叶います。
食材費と人件費をまとめると、以下の通りです。
【自前調理】
食材費:30万円
人件費:52万円
合計金額:82万円
【スマイルパック】
食材費:45万6千円
人件費:18万円
合計金額:63万6千円
自前調理からスマイルパックに切り替えることにより、20名が入居する施設では18万4千円もの経費削減が叶うのです。
また、自前調理からクックチルに切り替えることによって、水道光熱費の削減が叶う場合も。実際に弊社のスマイルパックをしていただいたお客様からは、「導入してから、水道光熱費が3分の1になった」「半分程度に減った」といった声をいただきました。
クックチルの導入は、いきなり全部切り替えずに一部切り替えもおすすめです。早朝や深夜など、人員の確保が難しい特定の時間や曜日だけ導入することにより、人件費や採用にかかるコストを大幅に下げられます。
「朝や深夜に働ける調理師さんがいない…」「人が足りないから、特定の時間だけ働ける人を採用しなくちゃいけない…」といった悩みを抱えている方は、ぜひクックチルの一部導入を検討してみてください。
東海地方のクックチル導入なら、スマイルパックへ!
板前出身の料理長を中心に、少数精鋭で美味しさにこだわっているスマイルパック。100%チルド(冷蔵)商品でお届けするため、出来立てと比べて味の変化が少ないことが特徴です。
また、2005年にISO22000取得、2006年にHACCP認定取得と、衛生面と安全面に最大限配慮しており、安心安全な食事をご提供しています。全ての食品を自社の配達員がお届けしておりますので、困っている点やリクエストなどにも柔軟に対応いたします。
配送地域は三重県を中心に、愛知県や岐阜県など。記載されていないエリア外でも対応可能な場合がありますので、ぜひ一度お問い合わせください。
「飽きない、美味しさ」をモットーにしている弊社では、ご利用者様、介護スタッフ及び施設運営者様それぞれが満足いただけるようなサービスを心がけております。皆様からのお問い合わせを従業員一同、心よりお待ちしております。
まずはご試食で、ご準備にかかる時間やお手間、お味をお試しください。
お問い合わせ・お申し込みはこちら→https://smilepack.jp/contact/ からどうぞ。
心よりお待ち申し上げております。